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近視進行抑制

近視とは

網膜へ映る像のピントがずれている状態です。裸眼では近くは見えますが、
遠くはピントが合わずぼやけて見えます。成長に伴い、眼軸長(目の奥行)が長くなると近視の度数が進行し、裸眼視力が低下していきます。眼軸長は、
一度伸びてしまうと元にもどりません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、
近視の進行を抑制するためには重要となります。

近視進行抑制の予備知識

近年強度近視に対しての研究が世界各国でされています。近視が進むと様々な眼の病気(緑内障・黄斑変性症・網膜剥離・
近視性脈絡膜血管新生など)を起こす可能性が高くなります。

世界各国で近視進行抑制についての研究が進み、様々な方法での近視抑制効果が報告されております。当院に来院してくださる
お子様の将来の眼の健康を守るために、近視進行抑制をお子様の眼に合った治療方針でご提案させていただきます。

当院での治療方針

かつてより、近視は我々日本人にとって、一番身近な目に関する心配事でした。コロナ禍を経て、世界中で子供の近視が増えており、大きな問題となっております。

ここで、「近視は病気なのか?」との疑問を持つ方もおられると思います。日常生活レベルでは、軽度の近視なら、さして問題にはなりませんが、強度近視(-6.0D以上)になると、災害時等は著しい不自由が生じます。また、前から強度近視の方は、「緑内障や網膜剥離等の眼疾患になりやすい」と言われていましたが、最近、「軽度の近視でもリスクが上昇する」ことが、疫学調査で明らかとなりました。

世界中で様々な研究がなされ、その成果により、近視進行抑制効果のある点眼や、コンタクトレンズなどが処方できるようになっております。近視進行抑制は成長期に入る前の年齢からアプローチすることが大切であることがわかっています。

当院では、10年以上前からオルソケラトロジーの処方を開始し、現在、多くの患者さんが使用しておられます。今回、近視進行抑制ページを新たにアップデートしましたが、今後も、根拠のある正しい知識に従い、お子様の近視進行抑制のサポートをさせていただきます。皆様の目の健康を心より願っております。

院長 森井勇介

お子様の近視対策・治療

治療法

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは特殊な形をしたハードコンタクトレンズであり、レンズをつけたまま就寝し、寝ている間に角膜の形を平坦化させることによって近視を矯正し、日中は裸眼で良好な視力が得られるという近視矯正治療でございます。

適応検査 6,600円
トライアル料
(2週間)
両眼・・・44,000円 片眼・・・22,000円
購入代金 両眼・・・162,000円 片眼・・・81,000円
年間フリーパス
(定期検診代)
22,000円
紛失・破損・更新
(1枚)
44,000円

全て税込価格です。

マイオピン点眼

マイオピン(低濃度アトロピン点眼薬)は、近視の進行を抑制する効果が確認されている点眼薬です。簡便、低コストで副作用がほとんどないとされており、長期間の使用が可能です。効果を得るためには継続的に毎日の点眼が必要です。

適応検査 検査代+マイオピン1本・・・7,000円
1ヶ月後検診 検査代+マイオピン2本・・・11,000円
3ヶ月定期検診 検査代+マイオピン3本・・・15,000円

全て税込価格です。

EDOFソフトコンタクトレンズ

EDOFソフトコンタクトレンズは、特殊な光学設計を用いたソフトコンタクトレンズです。近視の強いお子様にも対応できます。日中視力矯正と近視抑制を同時に行え、ソフトのため、装用時の痛みが少ないです。1日使い捨てなので、衛生面や管理も比較的安全で、スポーツの時にも使えます。

適応検査・
装着脱練習
検査代 3,000円
1週間後検診・
レンズ購入
検査代+レンズ購入
1箱4,000円(片眼の1か月分)
6ヶ月定期検診 検査代+レンズ購入
1箱4,000円(片眼の1か月分)

全て税込価格です。