disease 目の病気

ドライアイ

ドライアイとは?

ドライアイは、涙の量が少なくなったり、涙の成分が変化することによって、目の表面に障害(傷)が生じる目の病気です。目の表面は涙の膜に覆われていることが普通の状態です。目をずーっと開けっ放しにしていると、乾いた感じがして目が痛くなってきますよね?こういう状態が慢性的に続く状態と考えてください。

涙液減少型と蒸発亢進型

涙液減少型

涙液減少型ドライアイとはさまざまな原因によって眼表面の涙の貯留量が減少し、その結果、目の表面に傷が引き起こされます。

蒸発亢進型

涙液が目の表面を綺麗に覆うために、実は「油」が深く関与しています。ドレッシングを想像してください。
サラダ油が混ざることによって野菜に液が絡みつき、おいしくなりますよね?涙に必要な「油」はまぶたにマイボーム腺という皮脂腺があり、そこから分泌されているのです。この油が少なすぎたりすると、涙がすぐに蒸発してしまい、目の表面に傷がついてしまいます。

治療法

治療は、人工涙液(涙の成分に近い目薬)及び、ヒアルロン酸が入っている点眼液が2本柱です。
ヒアルロン酸は粘性があり、水分を保つ効果があるので、単に水分を補うだけでなく、涙や目薬を長く目の表面に保つことにより、目の表面の傷を修復します。また、点眼液で十分な効果が得られない場合は、涙点を閉鎖して、涙を目の表面に十分ためる治療があります。
また、現在は蒸発亢進型のドライアイに対し、IPL治療も選択可能です

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