
検査機器・レーザー装置
設備紹介
当院で扱っている検査機器、レーザー装置について、紹介します。
常に、現在の最高最新レベルの診療を提供出来るように、設備投資に勤しんでおります。
白内障治療機器
レーシック手術機器

WaveLight® EX500
周辺部のレーザー照射補正を行い、術後に誘発される球面収差を抑えることで、ハロー・グレアといった夜間視力低下を防ぐ照射方法。
術後に誘発される高次収差を抑えるアブレーション形状を提供し、良好なQOV(Quality of vision)を維持するよう設計されています。当院は、日本で厚生労働省承認された、第1号機を2023年7月に導入いたしました。
※レーシックフラップはLenSxを使用して作成しています。

角膜形状解析装置Topolyzer Vario(Alcon社)
プラチドディスクを使用して22,000個のデータ、角膜表面の微細な形状、曲率半径、瞳孔検出が1台の装置で測定可能となっています。明所時と暗所時での瞳孔変位測定機能も備わっています。LASIK手術に使用するエキシマレーザーによるトポガイド照射において正確なデータの提供を行っています。
検査機器

光学式眼軸長測定装置ARGOS
(ALCON社)
白内障手術時に必要なデータをこの1台で測定できます。
白内障手術前と手術後のデータの蓄積を行うことにより、より最適な眼内レンズ度数計算が可能となります。

前眼部OCT CASIA2(TOMEY社)
前眼部OCTとは、角膜前面から水晶体後面までを1度の撮影で詳細に観察できる検査機器です。前面も後面も実測し、そのデータを表示してくれます。その結果、白内障手術において、より正確な乱視矯正が可能となります。また、LASIK、ICL 等の屈折矯正手術、円錐角膜の治療においても絶対に欠かせないマシンとなります。

光干渉断層計 DRI OCT TRITON(TOPCON社)
OCTは近赤外線を利用した眼底の検査機器で、網膜疾患、特に黄斑部病変の診断が今までとは比較にならないほど早期かつ正確に下せるようになりました。近年の技術の進歩により、造影剤を注射して行っていた、網膜血管造影検査もこのマシンで描出出来るようになりました。

光学式眼軸長測定装置OA-2000
Comfort(TOMEY社)
白内障手術時に挿入する眼内レンズ度数計算に必要な眼軸長(眼の長さ)を測定する装置です。光学式に、かつ非接触式に眼軸長を測定する器械となります。
また、眼軸長値の経過をグラフで表示する、Axial Managerが搭載され、小児の近視進行抑制治療管理の際にも使用する器械となります。

広角眼底カメラOPTOS
California(Nikon社)
1回の撮影で網膜の約80%と広い範囲を撮影することが可能です。
撮影は非接触(目に器械が触れない)、無散瞳(瞳を開く検査薬を使わない)で撮影可能な為、患者様の負担が少なくなっています。様々な病気の早期発見に役立てています。

広角眼底LED共焦点スキャナー
EIDON(KY Center Vue社)
オートフォーカス&オートアライメント&オートフラシュで誰でも美しい、高品位な眼底像を撮影することが可能です。患者さん及び検査員の負担なく正確な眼底撮影ができます。周辺部までの撮影はOPTOS Californiaが優れていますが、視神経や黄斑部周辺の撮影はEIDONが優れています。

KR-1W(TOPCON社)
従来のオートケラトレフラクトメータではできない検査が行えます。
白内障、角膜疾患などの治療をより適切に行うために、見えづらさの原因を検査するための器械です。

多機能検査装置Binoptometer 4P(OCULUS社)
ディスプレイ内蔵の多機能検査装置です。
遠方・近方検査距離を変えて視力や色覚、コントラスト感度や斜位、立体視など様々な検査が1台で測定可能です。

角膜内皮スペキュラー
EM-4000(TOMEY社)
白内障手術前の適応検査時、手術後の経過観察に必要な角膜内皮細胞の数、密度、形状等を画像及び数値で評価する器械です。角膜関連の病気の有無の確認などにも使用します。

ドライアイ診断検査装置idra(INAMI社)
ドライアイに関わる各検査を一台でこなすことができる複合機です。非侵襲かつ定量化が可能で、当院でも導入しているIPL治療やドライアイ点眼の治療効果の評価、経過観察に最適です。

オートレフトポグラファー
RET-700ドライアイ分類ソフト
(Rexam社)
1台で複数の前眼部の検査が行えるマシンです。近視・遠視・乱視などの屈折異常や角膜の形状の測定、マイボーム腺の観察ができます。また、AIがドライアイのタイプの診断をサポートできる機能も有しております。
患者様のドライアイのタイプに適した治療法の選択に役立ちます。

C-Quant(OCULUS社)
眼球内の散乱によって生じる網膜への迷光を定量的に測定する装置です。
白内障の術前術後や硝子体の術前術後に検査を行い見え方の違いを評価する1つの指標として用いられます。

オートレフケラトメーター
ARK530A(NIDEK社)
近視・遠視・乱視などの屈折異常を正確に測定する眼科診療には必要不可欠なマシンです。

オートレフ/トノ/パキメーター
TONOREF3(NIDEK社)
患者さんの近視、遠視、乱視などの屈折状態を検査する、眼科診療の基本中の基本のマシンです。この器機は、眼圧測定など、他にもいろいろな検査が可能ですが、特筆すべきは、アコモドメーター機能がついており、それぞれの人の調節力を他覚的に検査可能です。

携帯型オートレフケラトメータースポットビジョンスクリーナー(Welch Allyn社)
スポットビジョンスクリーナーは、6カ月の乳幼児から大人までの、視機能上の問題を迅速に、かつ正確に検知することをサポートするために開発された、持ち運びやすい携帯型のマシンです。どこへでも持って行って、検査が可能で、特に小さなお子さんの検査に威力を発揮します。

自動視野計 AP7700(興和社)
静的視野検査計はCarl Zeiss社が超有名ですが、今までCarl Zeiss社のマシンしか使ったことが無かったので、一度、和製視野検査計も使ってみたくて買ったわけです。当然、全く問題なく、ご機嫌に緑内障等、正確な視野検査が可能です。経時変化も確認できるマシンです。

視野計 ゴールドマン型ペリメーター MK-70ST(INAMI社)
これは、検査員が操作しながら、目の全体的な視野を検査する機器です。眼科では動的視野計と言います。緑内障初期の検出などには、静的視野検査が有用ですが、例えば、網膜色素変性症や脳腫瘍、脳血管障害など、大きく視野が欠けてくるような症例には、動的視野検査が欠かせません。

斜視両眼視機能検査装置
ヘススクリーン RH-2(INAMI社)
各眼筋の運動制限、遅動、過動を測定し、記録します。斜視の検出がメインですが、年齢を経ると、眼球の協調運動の調子が悪くなり、モノが二重に見えやすくなる状態になることが、皆さまが思うよりも多いです。糖尿病などの基礎疾患がある方は特に多いです。その原因となる眼筋を特定するために施行する検査です。

超音波眼軸長/角膜厚測定装置
Aモード US-1800(NIDEK社)
白内障手術の際の眼内レンズ度数決定に必要な眼軸長(眼の長さ)を測定するマシンです。通常の症例は、光学式眼軸長測定装置(ARGOS)の方が正確でこのマシンを使用することはないですが、白内障の濁りが強い症例では、光学式のマシンでは測定が出来ないことがあります。そのような時に超音波での眼軸長測定が必要となります。

超音波画像診断装置/Bモード
IS-500(TOMEY社)
眼内の出血等で目の内部の状態を見ることができない際に、超音波(エコー)によって眼内の出血の状態や網膜剥離の有無等を調べるために使用する器械です。

視覚誘発反応測定装置/ERG
LE-4000(TOMEY社)
目で見た画像を脳に伝えるために重要な働きをする視細胞の働きを調べるERG(網膜電図)検査を行う器械です。ERG検査によって出血等で網膜等が見えないような患者様の網膜疾患の状態を調べたり、神経系の疾患の有無を調べる事が可能です。
レーザー機器

網膜光凝固レーザー装置
PASCAL-Synthesis(TOPCON社)
病変の治療に対して使用する機器です。病的な網膜を光凝固することにより眼底病変の進行の予防を目的として眼底います。短時間高出力で網膜光凝固を行うことにより網膜内層や脈絡膜で侵襲が及ぶ範囲を大幅に少なくし、患者様の疼痛を軽減します。

YAGレーザー・飛蚊症レーザー
ULTRA Q RIFREX(elleX社)
白内障手術後に発症することがある、後発白内障の治療で使用するレーザー機器です。眼内レンズを入れている膜が濁って視力に影響している際に、濁っている膜をレーザー照射し濁りを改善することが出来ます。
また、当院では飛蚊症治療としても使用しています。
その他
- 非接触式眼圧計
- 両眼式定屈折近点計(調節力の測定)
など、多数の設備を揃えております。