information 診療・手術案内
ドライアイ
IPL治療
当院のドライアイIPL治療
IPL(Intense Pulsed Light)は、世界で初めてドライアイの根治的な治療が期待できる方法で、国内・国外でもその効果が次々と報告され、注目を集めています。当院ではルミナス社の「M22 IPLシステム」によるIPL治療を導入しました。治療は「コールドライト」と呼ばれる特殊なフラッシュを照射することにより炎症を改善し、マイボーム腺を刺激して、涙の油層を正常化することで、ドライアイ症状の解消を促します。この治療法は大きな副作用が無く、眼に害を与えることはありません。
こんな症状の方にお勧めです
- 寝起きに目がしょぼしょぼする方
- コンタクトが長時間つけられない方
- 目がごろごろする、目脂(目ヤニ)が出ている感じがする(眼異物感)
- パソコンやスマートフォンの使用が長い方
- 点眼をまめに使用しても乾きを感じる方
- まぶたが熱い(眼灼熱感)
- 眼の手術のあと違和感が続く方
- 目が痛い(眼痛)、目の疲れ(眼精疲労)、涙が出る(流涙感)
IPL治療での
期待される効果
- 炎症を抑える効果
- デモデックス(顔だに)を減少させる効果
- マイボーム腺のつまりを溶かす効果
- 肌のコラーゲンを再生する効果
IPL治療の流れ
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診察・カウンセリング
IPL治療の効果があるかどうか検査・診察で調べます。IPL治療が効く可能性があると判断された場合は、治療内容や注意点などを説明し、治療を希望された方のみに施術します。なお、照射する部位に毛が生えている場合は、事前の剃毛や脱毛をお勧めすることがあります。
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IPL施術前
治療の前にメイクを落としていただきます。
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IPL施術
- 一回の治療時間:約10分
- 専用のアイパッチをつけます(眩しい光によるてんかん発作を防ぐため)
- 下まぶたの下部(頬の上部)に冷たいジェルを塗布します。
- 標準的な施術では、目の下を中心に耳の前から鼻まで6回、鼻に1回、更に対側の耳の前まで6回、合計13回照射し、これを2回繰り返します。
- 温かいタオルでジェルを拭きとり、温めながら綺麗にして終了します。
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2週間後診察・検査
IPL治療は1回の施術でもある程度の効果が期待できる場合が多いですが、マイボーム腺の機能不全の程度は様々です。治りにくい場合でも、IPL治療を何度か行うことで改善していくことがあります。そのため、当院では4週間おきに計4回のIPL施術を推奨しています。詳しくは医師よりご説明致します。
※自宅で行えるケア(マイボケア)の指導(次項参照)正しい温罨法(おんあんぽう)とリッドハイジーン(眼瞼清拭)をご自宅で行っていただくことで、より効果が出やすいです。
施術後の注意事項
- IPL施術後は、皮膚が赤くなりますが、ほとんどは施術後数時間で治まります。
- 皮膚が弱い方は、強い日焼けの様に赤みやヒリヒリ感を生じることがあります(浅達性熱傷)。
- 照射した部位に赤みやかさぶた、もしくは水ぶくれなどができ、治るまでに5~10日かかる場合があります。
- 洗顔、入浴、メイクなどには制限がありませんが、治療後は、照射部位の紫外線対策が重要ですので、施術後最低2週間は日焼け止めを塗って下さい。
当院では検査にも最新装置を導入しています
検査装置:idra(アイドラ)
基本的には、医師が顕微鏡で目を診て診断しますが、当院ではドライアイの状態を客観的に数値化して評価できるイナミ社のidra(アイドラ)を導入しています。なので、より正確にドライアイの診断ができ、治療の効果を判定できるようになりました。
idraを用いて測定できること
- 油層の厚みを数値として評価(インターフェロメトリー)
- 涙の量(涙液メニスカス)
- マイボーム腺の形態(マイボグラフィ)
- 涙液が角膜に正常にのっている 時間(NIBUT)
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インターフェロメトリー -
涙液メニスカス -
マイボグラフィ
費用について
IPL治療費用(自由診療)
基本は4週間おき計4回のIPLを推奨していますが、IPL光線療法は保険外診療です。患者様が希望された場合のみ治療をします。
- 1回(両眼):5,500円 税込価格
- ※診療内容の変更や、診療の程度、経過その他の事由によって、上記に記載した以外の追加費用をご負担いただく場合がありますので、ご了承下さい。
支払い方法について
治療日当日のお支払いとなります。
IPL光線療法が終了しましたら、受付にてお会計を済ませてからご帰宅下さい。
クレジットカードがご利用いただけます
※事前に限度額の確認をお願い致します。ご本人様名義以外のカードをご利用いただけませんので、ご注意下さい。
Q&A
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- Q
IPL治療は誰でも受けることができますか?
- Q
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- Q
効果はどのくらいで出てきますか?
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A
初回から自覚症状が改善する場合もありますが、7~8回の照射が必要となる場合もあり、効果には個人差があります。まずは1か月おきに4回の治療を行うことが推奨されています。当院では初回施行の後は2週間後に受診していただき、以後の加療について相談します。
- Q
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- Q
副作用はありますか?
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A
照射部位の肌が赤くなる場合がありますが、通常2~3時間で落ち着くことが多いです。肌のデリケートな方は稀に熱感や赤みが強く出る場合がありますが、その際には術後にクーリング(冷やす)を行います。
- Q
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- Q
痛みはありますか?
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A
輪ゴムではじかれたような軽い痛みがありますが、個人差があります。
- Q
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- Q
当日持参するものはありますか?
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A
可能であれば、日焼け止めクリームをご持参ください。照射後は紫外線の影響を受けやすくなりますので照射部位に日焼け止めをしっかり塗ってください。(持参を忘れた場合も、当院に用意してありますのでご安心下さい。)
- Q
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- Q
涙点プラグが入っていますが施術は受けられますか?
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A
受けることが可能です。
- Q