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オルソケラトロジー

オルソケラトロジー
よくあるご質問

オルソケラトロジーによる近視矯正治療を開始しております。数名の方のデモも終了し、ご満足を得ましたので、本格導入です!

皆様、「オルソケラトロジー」という治療法は聞いたことがあるでしょうか?平たく言いますと、特殊な形をしたハードコンタクトレンズであり、レンズをつけたまま就寝し、寝ている間に角膜の形を平坦化させることによって近視を矯正し、日中は裸眼で良好な視力が得られるというシロモノでございます。これを考え出した人は凄いですね~。ハードレンズを付けたまま寝ると言う発想はなかなか出てきませんよ、普通。(^^;)

オルソケラトロジーレンズは東レ社が作成している「ブレスオーコレクト」を採用致しました。理由は色々ありますが、一番大きな理由は、大津市には東レの大きな事業所があり(日本代表クラスが多数所属する女子バレーボール部が有名ですね)まして、その東レがオルソケラトロジーレンズに参入した時期と、私が導入を考え始めた時期がほぼ同じだったので、これも御縁かと思った次第でございます。地元企業なので、何かあっても迅速適切な対応をしてもらえると確信しております。

オルソケラトロジー治療自体は米国にて30年以上の研究、治療の実績があり、すでに累計120万人以上が治療を受けておられます。

また、オルソケラトロジーは現在、海外で普及しており、年間の患者数(業界誌からの推定)としては米国10万~15万人、英国、スペイン、オランダが各5万人前後、台湾、韓国は1万~6万人と全世界で年間推定40万人前後と試算され、今後日本でも大きく普及していく治療法となる可能性が大きいと考えられております。

屈折矯正手術であるレーシックとの一番大きな違いは、角膜を削ってしまうことによって近視(や遠視、乱視も)矯正するレーシックは、後で「やっぱり元に戻して」と言っても無理ですが、角膜を削ってしまうのではなく、凹ませているだけのオルソケラトロジーは、就寝時の使用をしばらく止めれば、元に戻ります。逆に言いますと、レーシックならば、角膜の厚みにもよりますが、ある程度の強度近視も矯正可能なのに対し、オルソケラトロジーは約50μmの角膜上皮を凹ませているだけですので、近視矯正効果は限られます。一般的には軽度~中等度近視までです。このように一度体験してみて嫌なら元に戻せる(可逆性がある)点が、この治療法のレーシックなどより優れているところと言えましょう。

まだまだ研究段階ではありますが、オルソケラトロジーによる近視進行抑制効果が報告されております。ひょっとしたら、今後、子供の近視進行抑制のスタンダードになる可能性は秘めていると考えております。

この治療は保険診療ではなく、レーシックと同様の自由診療となります。ご興味のある方はお気軽に お問合せください。

見え方について

オルソケラトロジーは夜寝ている間に装着することも可能なコンタクトレンズですので、昼間は裸眼でも大丈夫です。個人差はありますが、一般的には1週間程で効果が実感できます。就寝時にレンズを着用すれば昼間はメガネもコンタクトレンズもつける必要はありません。ただし、これは治療開始後1~2ヶ月経ち、安定期に入った人の場合です。治療開始直後はレンズによる「クセづけ」が弱く、夜遅い時間になると視力が落ちたり光がぼやけてしまうことがあります。また、夜間など暗い場所では光がにじんで見えることがあります。(ハロー・グレア)

オルソケラトロジー治療に伴うリスクについて

レンズの取り扱いが不衛生であったり、医師からの指示に反する不適切な装用方法を続けた場合には、通常のハードコンタクトレンズと同様のリスク(角膜炎や角膜上皮障害)を生じます。しかし無理な矯正をせずに、各種の検査で安全性を確認しながら治療を進めていくので、リスクはほとんどありません。

適応について

軽度~中等度までの近視の方でメガネやコンタクトレンズの煩わしさから解放されたい方や、レーシックなどの屈折矯正手術に抵抗のある方が適しています。
年齢については、当院では10歳頃からを目安にしていますが、レンズの取り扱いができるのであれば、いかなる年齢でも治療は可能です。
詳しくは当院にて適応検査を行っておりますので、ご相談下さい。

料金について

オルソケラトロジーはレーシックなどと同じく自由診療のため、保険適応外になるので、患者様ご自身のご負担となります。当院での料金は下記の通りです。

適応検査 6,600円
トライアル貸出料(2週間) 両眼・・・22,000円 片眼・・・11,000円
購入代金 両眼・・・142,000円 片眼・・・71,000円
年間パスポート(定期検診代) 11,000円
紛失・破損・更新(1枚) 33,000円

※全て税込価格です

  • レンズの寿命は約2年です。
  • 年間フリーパスは何度でも検査を受けて頂けます。1年間の定期検診代として、毎年お支払頂きます。
  • お薬が必要な場合はお薬代が発生します。