COLUMN 院長コラム

昨年度手術実績公開、昨年の報告と今年の展望について

新年明けましておめでとうございます!本年も何卒宜しくお願い申し上げます。前回コラム更新が夏ですので、かなり間が空いておりました・・・。申し訳ございません!

毎度忙しい忙しいとボヤいておりますが、昨年は日常診療もさることながら、新医院建設の準備、日本医師会将来ビジョン委員会のお役など、診療外のことも非常に忙しく、なかなか院長コラムにまで手が回らなかった次第でございます。ただ、この場も、その名の通り、院長の思想や、医院の方針、方向性について、生で患者様に報告できる貴重な場でございます。細々とでも続けていく所存でございますので、宜しくお願い致します。

新医院建設ですが、お陰様で昨年12月に建築確認申請が下り、この1月から本格工事が開始されております。よく患者さんから、「あまり遠くへ行かないで欲しい」や、「ウチの近所に作って欲しい」等の問い合わせを頂きますが、「ウチの近所」かどうかはわかりませんが(^^;)、現医院から歩いて数十歩の極々至近距離への移転で、通院等にはほとんど変化がございませんので、ご安心くださいませ。

新医院外観イメージでございます。実物は多少違うかも知れませんが、このイメージで進めております。本当はとっくに建設開始して、今年のゴールデンウィーク明けに移転する予定でしたが、色々ございまして、目標は今年秋、10月前後に移転予定でございます。当院Face bookで、進行状況などを挙げていきますので、ご興味のある方は是非「いいね!」を押してご覧くださいませ。

さて、昨年度の回顧でございますが、昨年度手術実績を公開いたしましたのでご覧ください。お陰様で手術件数がまた増え、白内障手術のみで988件、総手術件数で1346件となっておりました。改めて、数多の病院や眼科クリニックがある中、当院で手術を受けることをご決断頂いた患者様方に感謝の意を表明させて頂きます。ホームページ上でも書いておりますが、患者様にとって「手術を受ける」ということは、人生における一大決心であることに違いありません。その思いをしっかり受け止めて、今後も初心を忘れず一例一例全力投球で執刀することを誓います。

また、年々手術件数が増えているのに、大きな過誤もなく、安全に手術が施行できております。文句を言わず、一生懸命僕についてきてくれているスタッフに、この場を借りて深く御礼申し上げます。特に眼科手術において最も恐ろしい合併症である「術後眼内炎」が現在のところ、まだ発症件数「ゼロ」というのは当院の誇りでもあります。とは言え、そもそも5000例に1例くらいの発症頻度と言われている合併症ですので、さして自慢にもなりません。引き続き、油断することなく、質の高い眼科手術を提供できるように努力しますので、宜しくお願い致します。

昨年の設備投資ですが、まずは秋に電子カルテを導入いたしました!導入後2週間ほどは非常にバタバタしており、患者様に大変ご迷惑をお掛けいたしました。この場を借りて深くお詫び申し上げます。院長自身も極度の眼精疲労に悩まされ、診療が終わるとボロ雑巾のように疲れ果てておりましたが、お陰様で既に落ち着き、現在は従来の紙カルテと変わらないペースで診療が出来ていると思います。

電子カルテ導入に伴って、最新の眼底撮影マシンである、超広角走査レーザー検眼鏡「Optos Daytona(オプトス・デイトナ)」を導入いたしました。

このマシンは凄いです!従来、周辺部までしっかりと眼底検査をしようとすれば、散瞳薬を点眼し、瞳を大きく広げてからでないと不可能でしたが、このマシン導入により、瞳を大きく広げなくとも、ある程度の周辺部まで眼底が把握できるようになりました。散瞳薬を点眼すると、数時間、患者さんは非常に眩しく感じるので、嫌がる方も多かったのですが、このマシンなら大丈夫です。またこれまでは、眼底周辺部は医師が見えていても、なかなかその状況を患者様にお見せするということが困難でしたが、周辺部まできれいに撮影可能ですので、患者さんへの病状の説明も、より説得力を持って説明することが可能となりました。ただ、全ての範囲が撮影できるわけではないので、本当に眼底をしっかり確認せねばならない場合は、従来通り散瞳してからの検査が必要ですのでご了承ください。

屈折矯正部門では、昨年から開始した「オルソケラトロジー」も順調でございます。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

今年の展望でございますが、何といっても医院の新築移転がビッグイベントでございます。それに伴い、新たな新技術の導入も決意しております。近いうちにホームページ上で公表させて頂きます。スタッフの増員も必要ですし、色々忙しくなりそうです。ただ、いくら、最新の設備や機器を揃えたところで、それを使う人間(医師&スタッフ)の心が貧しければ意味がありません。今年も引き続き、地に足をつけて、思いやりと感謝の気持ち、そして向上心を忘れずに、一日一日診療、そして手術に臨んでいく所存でございます。至らぬ点が多々あると思いますが、その時は遠慮なくご指摘くださいませ。

では本年もよろしくお願い申し上げます。