COLUMN 院長コラム

2011年患者様アンケート報告

皆様、ご無沙汰しております。最早、4か月に一度の季節更新がすっかり板についてまいりました院長コラムでございます。

他クリニックのHPなどを見ておりますと、オープン当初は頻回に更新されておられますが、いつの間にか尻切れトンボになってしまい、一番直近の更新日が数年前・・・となってしまっているHPも散見されます。開き直るわけではございませんが、身の丈に合ったと言いましょうか、自分の出来る限りで、継続して長く続けることが肝要かなとも思っております。(まぁ、高い更新頻度で長続きしているコラムもありますので、言い訳に過ぎないわけですが・・・。)

今年の大津はやや寒く、桜も昨年より遅いようです。昨日、手術が終わった後、散歩がてら近隣の桜スポットを散歩しておりましたが、まだまだ3分咲き程度でした。これから楽しめると思えば、それも悪くないですね。

さて、毎年恒例、12月に施行しております、患者様アンケートの集計が完成致しましたので報告させて頂きます。今年も12月1日からご来院頂いた患者様、先着順に500人の方々に配布し、半数近い238人の方からご回答を頂きました。ご協力本当に有難うございました。この場を借りて深く御礼申し上げます。感謝しております。「2011年患者アンケート結果報告」にて全ての結果を掲載しておりますので、是非ご覧くださいませ。

「5」が最高、「1」が最低という、ポイント方式で採点して頂いておりますが、平均4.0以上のポイントがあれば、「まずまず御満足を得ている」と見なしてよいようです。逆に言えばそれ以下であれば、改善が必要と考えられます。

今年も昨年同様、「診察の待ち時間」の項が、3.9ポイントと4を上回ることが出来ませんでした。理由は、アンケート結果報告ページにも書きましたが、やはり「(少々待っても)午前中に終わらしてしまいたい」という患者さんが存外多く、午後2時~の午後診になかなか誘導しきれないという現実がございました。アンケートでもお聞きしましたが、新たな診療時間が徐々に浸透してまいりましたので、今後更に努力を重ねて行く所存でございます。ただ、抜本的な改革としては、やはり医師2人で診療を行う「2診制」にするなどが必要だと思います。現状の医院ではスペース面、マンパワーにおいて、無理がございますので、今後の宿題とさせてくださいませ。

毎年ですが、感謝や激励の言葉を多数いただき、本当に有難うございました。スタッフ一同、このコメントを目にすると、疲れが吹っ飛び、モチベーションがアップいたします。自分で言うのも何ですが、当院のスタッフは、全国トップクラスであると自負しております。今後もこの評価に甘んじることのないよう、精進を重ねて行く所存でございます。

一方、これまた毎年恒例ですが、厳しいお言葉も頂きました。この言葉が欲しくてアンケートをやっているようなものなので、これもとても有難く思っております。

「私の声が大きすぎて、待合に診察場の声が丸聞こえ」であることを今年も指摘されてしまいました・・・。子供のころから、親は元より、学校の先生や友人たちに指摘され続けてきた「馬鹿でかい声」ですが、依然矯正出来ていないようです・・・。今年こそ、気を付けます!すみません・・。

「予約制に対する要望」も多数頂きました。これに関しては、本当に申し訳ございません。言い訳は何とでも出来ますが、ここは言い訳せず、要領よく、状況を見定めながら、よりお待たせしないようにスタッフ一同努力致します。上でも述べましたが、抜本的改革はしばしお待ちくださいませ。

昨年まではなかったご意見に「診察の時、手術など強要せず老人にやさしく分かりやすく説明して頂ければと思います。出来れば薬で治療してほしい。」や「余り手術を強いないでください。」といった意見がございました。

これに関しては、私のざっくばらんな診察スタイルが裏目に出て、やや強引と受け止められたようです。深く反省いたします。ただ、眼科の世界におきましては、私が専門とする「白内障」「翼状片」をはじめ、眼瞼や網膜疾患などでも、お薬では如何ともし難い疾患が多数ございます。それらの疾患で、実際に患者様の日常生活に支障を来たしておられ、根本的治療法が「手術」しかない場合、手術をお勧めすることになります。

当院の理念は「眼科医療(特に眼科手術)を通しての社会貢献。患者様により良好な視機能を提供できるように設備を整え、日々精進します。」としております。治せる可能性のあるものは全力で治すように努力いたしますし、治せる可能性が少ないものは、しっかりと患者様にお伝え致します。

皆様の「手術に対する恐怖感」は重々承知しております。私も逆の立場になったら逡巡するでしょう。患者様の耳に痛いことを言ってしまっていることがあるかも知れませんが、それは、私の「何とか治したい」という赤心の表れと思って、御理解頂ければ幸甚でございます。ただ、背景がどうあれ、患者様に「強引」と受け取られたことは事実でございます。私もまだまだ未熟者でございますので、至らぬ点があったかと思います。これを反省し、外来診療における話術なども更に精進いたします。今後とも遠慮なくご指摘くださいませ。

では、今後とも当院をご愛顧頂ければ幸甚でございます。何卒宜しくお願い申し上げます。