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院長コラム

モノビジョンによる老視矯正と2009年患者様アンケート結果報告について 

いやはや、皆さま御無沙汰しております!今年はもう少し早いペースで、このコラムを更新するつもりだったのですが、光陰矢の如し…、あっという間に4月になってしまいました…。反省しております。

近況のご報告

この間の近況報告と致しましては、去る1月22日から24日までの間、東京国際フォーラムで開催された第33回日本眼科手術学会総会に出席してまいりました。私が最も興味を持って聞いていたのが、白内障患者様への「モノビジョンによる老視矯正」です。(老視とは老眼と同じ意味で、加齢による調節力の低下により、手元が見にくくなったりすることです。)

老視矯正は、当院でも積極的に行っております、現在は「多焦点眼内レンズ」が第一選択ではありますが、多焦点眼内レンズの弱点として、まず通常の保険がきかない事が挙げられます(当院は先進医療認定施設ですので、手術代金のみ自己負担となります)。第2点目としては、どうしても、眼内に入って来た光を遠方と近方に振り分ける構造上(詳細は当院多焦点眼内レンズの説明ページをご覧ください)、手術が全く問題なく施行出来ていても、「見えてはいるけど、何となくスッキリしない。」などの訴えが極少数ながらも存在するという点です。

モノビジョンとは、簡単に言いますと、片方の目(利き目)は遠方にピントが合うように眼内レンズを選択し、もう片方の目は近くにピントが合うようにレンズを選択するわけです。通常の単焦点眼内レンズを使用いたしますので、保険診療で賄えます。上手くいけば、これで十分、遠方から近方まで、裸眼で見ることが出来るとのことです。欠点と致しましては、見え方の左右差が生じますので、人によっては違和感を感じられるでしょうし、更に、立体的にものを見ることが困難になる事が考えられます。今年から、立体的に見える3Dテレビがお茶の間にも登場してきましたので、「白内障手術をして、3Dテレビが立体的に見えなくなった!どうしてくれんねん!!」などという患者様の御不満は何としても避けねばなりませんね。(^^;)

という訳で、大切なことは、「どのような患者様がモノビジョンによる老視矯正に適しているか?」(医学用語では「適応」と言います)という事です。今回の学会でお話を聞いていると、どうやら瞳孔径、つまり瞳の大きさが小さい方は、良い適応のようです。もう少し詳しく言いますと、明所近見時、すなわち明るい場所で本を読んでいる時の瞳の大きさが2.5mm以下の人はモノビジョンにて良い老視矯正効果が得られる可能性が高いとのことでした。

白内障手術の世界も、本当に凄いスピードで進化していきます。どうやら今後は、瞳孔径(瞳の大きさ)がカギになってくるようです。という訳で、現在は早速、瞳の大きさを測定する器械を色々試している段階です。今後も学会などで勉強し、良い成績の報告が続くようならば、当院でも導入を検討いたします。無論、実際にモノビジョンによる老視矯正を行う際は、御希望のある患者様に説明し、納得して頂いた上で施行致しますので、ご安心ください。

「2009年患者様アンケート」の集計結果について

次に、遅くなりましたが毎年12月に施行しております。「患者様アンケート」の集計が完成いたしましたので、御報告申し上げます。このアンケートは4回目であり、最早、当院の年末の風物詩として定着した感があります。今回も5割近い方が、アンケートにお答え頂き、貴重な意見を送って下さいました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。誠に有難うございました。

毎年1問は、僕が聞いてみたい質問を入れるようにしておりますが、今回は「当院の診察時間が午前9時~午後5時になればどうしますか?」という質問にさせて頂きました。まずこの質問をした意味を説明させて下さい。

当院は眼科手術メインの有床診療所であり、手術を希望される年代の方は、夕方以降の通院を余り好まれません。私の担当している午前中の診察時間は、どうしても混雑することが多いので、「ならば午後2時から午後診を始めれば、冬でも暗くなるまでに帰れるので、皆に喜ばれるのではないか?」と考えたのが最初です。また、一般の病院は午前診のみで受付が終了し、開業医は午後4時や午後5時頃から午後診を始めます。午後2時から4時頃までの間は、どこも開いていない状態になり、私の緊急用携帯電話にはちょくちょく「今、見てもらえませんか??」という問い合わせがこの時間帯に入ります。「この時間帯に開いているクリニックがあれば喜ばれる方も多いのでは?」とも考えたわけでございます。

で、結果は・・・、詳細はアンケート報告ページをご覧頂きたいのですが、25%以上の方が反対されました・・。特に若い年代の方の反対が多かったです。反対の方のコメントを読ませて頂いて、非常に反省いたしました。即ち、「当院は眼科手術メインクリニックでもあるが、それ以前に、地元に根差した町のお医者さんでもある」という至極当たり前の事実を今更ながら再認識した次第でございます。白内障手術、眼瞼手術を受けに来て頂く患者様も大切な患者様ですが、仕事の帰りしなどに夜、コンタクトレンズを買いに来られたり、目の不調を訴えて来られる患者様達も当院の大事な患者様でございます。結果的に、夜にしか来れない患者様を不安がらせるような質問になってしまったようで、申し訳なく思っております。

という訳で、今しばらく現在の診療時間(午前は9時~12時、午後は4時~7時)で行きます!午後2時から4時までの時間帯に診療するという願望も捨てきれませんが、やる時は、午前9時~12時、午後2時~7時といった感じでやります。こうなるとドクター及び、スタッフの更なる増員も必要になってまいり、現状では不可能なことですので、これは私の将来的な願望という事にしておきます。

長々と書き連ねましたが、この辺で今回のコラムを終了させて頂きます。次回はもう少し早めに更新するように努力致します!

白内障、白内障手術に関するアンケート