COLUMN 院長コラム

新年の御挨拶、昨年度手術実績公開及び今年の展望について

新年明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い申し上げます。2014年10月に医院を移転してから、早いもので1年以上たちました。

昨年も沢山の患者さんにお越しいただき、また前年を上回る件数の手術を受けて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

詳細は、2015年手術実績をご覧いただきたいのですが、総手術件数1723件、うち白内障手術1236件施行致しました。白内障手術に関しては、今年から使用眼内レンズの内訳も公開しております。

これを見ますと、乱視矯正レンズ及び、遠近両用の多焦点レンズ、いわゆるプレミアムレンズの使用比率が年々増加し、特に多焦点眼内レンズを使用した症例が116件と、初めて年間100件を超えました。時代の移り変わりを感じます。

また、当院は翼状片手術希望の患者様が多く、はるばる遠方から来院される方も増えてきましたので、2015年より翼状片手術件数も表示するようにいたしました。年間53件でしたので、ほぼ毎週1件以上の翼状片手術を施行していたことになります。
合併症に関しては、今年も、最も忌むべき合併症である術後感染症(術後眼内炎)は1例も生じませんでした。引き続き、本年も感染症を起こさぬように、細心の注意を払って手術に臨む所存でございます。また、白内障手術における最もメジャーな合併症である後嚢破損は4件と、昨年と同数でした。確率は0.32%ですから、滅多には起こらないわけですが、今年こそ、ここを0にするように努力を重ねて行きたいと思います。

眼瞼手術も2014年より50件以上増えました。ただ、手術日が基本、月に1日ですので、長い時は3ヶ月以上の手術待ちになっております。待ち期間が長い時は追加手術日を設定するなど努力はしておりますが、「この時期にしたい」と考えられておられる場合は、早めに手術申し込みをして頂ければと思います。

手術に関しては、今年も昨年以上に進化し、よりよい視機能を提供し、より満足度を高めることができるように精進を重ねて行きます。

では、今年の展望でございます。

昨年後半より、先のコラムで述べた、遠中近のトリフォーカル眼内レンズや、手術中により正確なアプローチを可能にするVERIONシステムを導入いたしました。また、まだホームページ等で告知はしておりませんが、眼内レンズ挿入後に追加矯正可能なadd on 眼内レンズを導入し、既に手術も施行しております。また詳細は近いうちに、HP上で発表させて頂きます。

そして、近視・遠視・乱視を矯正する、「屈折矯正手術」に関して、レーシックは2014年10月より開始しておりますが、それに加えて、フェイキックIOLと言って、レーシックのように角膜を削って近視矯正するのではなく、水晶体の上に薄い人工レンズを載せることによって矯正するレンズを導入します。これもまた詳細は近いうちに公開いたします。院長個人的には、この手術が今後、屈折矯正手術の主流になる可能性が高いとみております。

更に、今年の目玉は、新時代の白内障手術である、レーザー白内障手術を開始いたします。既にレーザーマシンは当院に設置済です。現時点では準備段階ですが、希望者がおられ次第、開始予定です。

このように、今年もnew テクノロジーの導入は相次ぎます。特に、レーザー白内障手術の導入により、白内障手術に関しては、現時点で世界最先端の設備が整ったと言えます。これも近いうちにHPで詳細を発表いたします。

本年もスタッフ一同、精一杯頑張りますので、森井眼科医院を宜しくお願い申し上げます!個人的にも、健康に留意しながら、今年一年も突っ走って行きたいと考えております。